ケーキの種類で「モンブランケーキ」は欠かせない!と思うのは私だけじゃないと思います(^^;
ご存知のとおり、モンブランという名前はヨーロッパ最高峰の山、アルプス山脈のモンブランに似せて作ったのが由来ですが、全国各地で見かけるモンブランの形やデザインは様々です。
たくさんの種類や特徴があって、モンブランは季節ものではなく、一年中愛される人気の定番ケーキでもあります。
私のように「ケーキの中でもモンブランは格別!」というファンも少なくありません。
東京の町田市においても、モンブランを誇るお店が軒を連ねます。
今回私のご紹介するお店でも、人気のモンブランについて見た目や風味、食感それぞれのお店の特徴を活かした自慢のモンブランを取り扱っています。
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小田急百貨店町田店B1Fで買えるモンブランで一番おいしいお店はどれ?5種類を食べ比べてみた!
小田急百貨店町田店B1Fのケーキコーナーでは有名な店舗が立ち並びます。
ご紹介する店舗はB1Fの洋菓子店が並ぶコーナーに集中しています。
B1Fの地図と店舗の位置をお知らせします〜こちらです。
おしゃれなケーキは自分へのご褒美にはもちろん、ちょっとした時の手土産や大事な人へのお祝いに持って行くと喜んでもらえるので、よくこちらを利用しています。
ケーキの中でもモンブランが好きな人は、5店舗がオリジナルのモンブランを販売しているので、お相手の方の好みを想像してチョイスするのがおすすめです。
私が実際に食べてみて、おいしかったお店は次の5店です。
1.ANTENOR
2.BOUL’MICH
3.juchheim
4.FORTNUM&MASON
5.DALLOYAU
見た目が美しく豪華に完成した”モンブラン”から濃厚なマロンクリームやマロン風味をアレンジした”モンブラン”まであるので、迷った時はこちらの感想を参考にしていただければ嬉しいです。
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マロンクリームと生クリームの調和にこだわるモンブランが味わえるおすすめの3店
次の3店舗のモンブランはマロンクリームと生クリームの調和にこだわりが感じられます。
1.ANTENOR
2.BOUL’MICH
3.juchheim
モンブランというと栗とマロンクリームの風味、デザイン、生クリーム、スポンジ、甘さ、アクセントなどがお店によって異なり、そのお店の特徴が表れます。
お店のオリジナリティをご紹介しつつ、個人的な感想もお伝えします♪
生クリームとスポンジの食感にこだわったモンブラン①:ANTENOR
こちらがアンテノールのモンブランになります。
1978年に神戸市北野町で「日本一の洋菓子をつくりたい」という強い想いから誕生したのがこちらのお店「ANTENOR(アンテノール)」です。
巷に洋菓子店がまだ少ない時代、数少ないお店の主流はバタークリームでした。そのような中「生クリーム」にこだわり、オリジナルの生クリームを開発したのがこのお店の特徴であり歴史なのです。
こちらのケーキのコンセプトは、「たくさんの人に幸せを届けたい」という想いが込められた優しいケーキづくりを理念としています。
また、全国のコンテストにこちらのケーキ職人さん達は積極的にエントリーしています。なんとコンテストの入賞は延べ850以上、世界パティスリーにおいても日本チームを優勝に導く偉業を成し遂げてしまうといったチャレンジ精神を大切にしているアンテノールさんです。
世界に通用する素晴らしい技術力があるお店ですね。
渋皮が付いた栗とその下に敷かれた生クリームが、こちらのお店の特徴です。
テリが栗を引き立てていますが、下半分は敢えてテリを付けていません。ちょっとしたことですが、細部にこだわったモンブランのデザインの一つだと想像ができます。
栗の大きさは4cmと比較的大きめ、ホクホクの大きなマロンの存在は栗好きにはたまりません。
マロンクリームと生クリームの存在感が高いこちらのモンブランは、しっかりとした甘さのスポンジと甘さ控えめのマロンクリームが特徴のモンブランです。
中には2種の固さが異なるスポンジケージが層になっていて、上側が柔らかなスポンジになっています。スポンジ同士の間にたっぷり入っている生クリームが存在感をアピールします。
さらに!
一番下のスポンジが固めになっているのですが、味が濃いめのクリームがサンドされています。そのクリームには、細かく刻んだ栗がとても食感を楽しませ、食べる人たちの驚きを仕込んでいるところからしても、アンテノールさんのオリジナリティが溢れています。
マロンクリームは生クリームと同じくらい柔らかくふわふわの食感で、マロンクリームだけで食べると栗の味は控えめ。
水分比率が高めで、(世間の)モンブランの中では割とあっさりと食べられます。
マロンクリームや生クリームとスポンジを一緒に食べるのが、全体の甘さや優しさの調和が取れて、一番味が引き立ちます。
特徴を表にまとめてみました。
このような感じになります。
非常に生クリームが効いてて、ふんわり優しさあふれるモンブランのアンテノールさんでした。
斬新なデザインと見た目のギャップを楽しめるモンブラン②:BOUL'MICH
続いてはBOUL’ MICH(ブールミッシュ)です。
名前の由来は、ソルボンヌ大学の若者が集う大通り「ブールバール・サンミッシェル」を縮めた呼び名で、その大通りのニックネームだそうです。
日本の本格的フランス菓子の草分け的存在として有名なお店です。
吉田菊次郎氏が渡仏し修行後に日本に戻り、渋谷にお店をオープンするも銀座への想いを馳せ、2004年遂に銀座へ店舗をオープンさせることができました。
こちらのお店で代表的なお菓子は「トリュフケーキ」だそうです。
中に大きな丸ごとのトリュフチョコレートを入れて焼き上げる創作菓子が人気と教えてもらいました。そんな焼き菓子を自慢にお店を構えるブールミッシュですが、モンブランはどのような創作があるのでしょうか?
渋皮つきの大きなマロンがとても存在感ありありに乗っかったモンブランです。
しっかりと甘めの味が染み込んだマロンは、ホクホクしてて食感が最高です!
こちらのモンブランは、マロンクリームの味がとてもしっかりとしていて強めです。
中の生クリームは甘さ控えめでカスタードクリームがやや強めにアピールしてきます。
シュガーテイスト強めで、しっかりとパンチの利いた甘さ強めのモンブランです。
栗の味と甘さが、本当にとても強ので濃いめの味が好きな方には最高ですね!
ここまでマロン感を強めにしたテイストは、モンブランの王道と言えるかもしれません。
しつこいようですが甘さが強いので、甘さ控えめが好きな人には合わないかもしれません。
渋目の紅茶と一緒にいただく時や、モンブランのマロン感を強く求める時は、この一品が超おすすめです。
公式サイトはこちらBOUL’ MICH(ブールミッシュ)
マロンクリームのふんわり感にこだわったモンブラン③:juchheim
日本にバウムクーヘンを知らしめたドイツ菓子の老舗が、こちらのユーハイムとなります。豪華で人を引き寄せる魅力を放つフランスやウィーンのお菓子とは違い、シンプルな見た目とシンプルな味を特徴とするドイツ菓子は対照的ですが、美味しく食べるという共通点では同じです。
フランスもウィーンもドイツも特徴の違うお菓子ではありますが、ユーハイムの特徴は食品添加物を当時から使わないというポリシーを貫いていたそうです。
添加物を使わず、自然の原料のみで作るお菓子づくりを「純正自然」と表します。
後に「純正自然委員会」を立ち上げるなど、本当に美味しいお菓子はカラダにやさしい!というユーハイムのこだわりが継承されています。
「人にやさしくお菓子づくりを通して人と人をつなぐ」という平和への架け橋となる理念を掲げるユーハイムの”モンブラン”がとても気になります。
テリのしっかりとついたマロンが宝石のように存在感があり、気になります。
マロンクリームが周りをくるくると回りを渦巻いて見た目からして、期待十分です。
見た目通りにとても食感は柔らかくて、見た目よりも味は薄く生クリームの風味が引き立ちます。
中にあるキャラメルソースがとても味が濃く、パンチがあります。
モンブランにキャラメルソース?と思いましたが、苦味があって他のものとは違ったアクセントになります。モンブラン自体のマロン風味と合わさり、キャラメルソースは主張しすぎずに優しく味わえます。
マロンクリームのふんわり感と中のキャラメルソースが特徴的なユーハイムさんのモンブラン美味しいです!
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マロンの存在感とオリジナリティにこだわるモンブランが味わえるおすすめの2店
モンブランの醍醐味は?と聞くと…やっぱり栗そのものとマロンクリームをどれだけ楽しませてもらえるか?だとわたしは思います。
マロンをテーマにして、インパクトの強烈だったオリジナリティ溢れるモンブランをご紹介したいと思います。
モンブラン好きなファンを一瞬にして魅了してしまう素敵なモンブランをおすすめしている2店舗はこちらになります!
1.FORTNUM&MASON
5.DALLOYAU
お店のオリジナリティをご紹介しつつ、個人的な感想もお伝えします♪
おしゃれさとマロンの存在感にこだわったモンブラン④:FORTNUM&MASON
続いてのお店は、1707年 – 創業という歴史のあるFORTNUM&MASONのお店。
フォートナム・アンド・メイソンと読みます。
イギリス生まれのお店です。
古くからの歴史あるお店で、150年以上にわたりイギリス王室から王室御用達のお店として認定されているその実力は国際的にも認知度が高く、その時代とともに考案する食べ物は、人々の食に対する気持ちをしっかりとグリップし続けています。
こちらのお店をご紹介するには、スコッチエッグのエピソートが欠かせません。
1738年旅行者に向けて長旅の食を満たすため、簡単に携帯できる食品を考案しました。日本でいう「おにぎり?」のようなものでしょう。それがスコッチエッグなのですが、硬めのゆで卵をソーセージのお肉で包み、パン粉を付けて揚げたこの食品が大人気となり、フォートナム・アンド・メイソンは大衆への食を提案するお店として一躍有名となりました。
そんなエピソードが語り続けられるフォートナム・アンド・メイソンですが、紅茶でも知名度が高く、土産品としても愛され続けているお店です。
日本では、紅茶のメーカーでご存知の方も多いと思います。
斬新なデザイン!
栗の味がしっかりしてそう!と思わせる見かけです。
上に乗っかった栗はホクホクしてて、栗の味が濃厚です♪
そして、期待のマロンクリームは?
しっかりした固めのマロンクリームは、とても濃厚で栗の主張がはっきりしています。
中の生クリームはどうでしょうか?
生クリームも味が濃くてどのパーツも主張がはっきりしています。
全体的に味は濃いめ、重めの味です。
そうは言っても嫌な重さはなく濃厚な味付けですが、どこか高級感を漂わせています。
中央に入ったマロンペーストはおそらく渋皮ごと混ぜ込んだようで、風味が良く後味も良い感じです。
上に乗っかったチョコレートはビターで甘さ控えめです。
マロンクリーム自体は、口に入れた瞬間から漂ようブランデーの風味が鼻から抜けて、余韻を楽しめます。
まさに大人のモンブランです。
食べた瞬間、良い意味で驚いたFORTNUM&MASONのモンブランです。
マロンクリームのインパクトにこだわったモンブラン⑤:DALLOYAU
こちらはDALLOYAUになります。ダロワイヨと読みます。
こちらのお店は1802年創業でフランスが発祥の地となります。
その昔、ヴェルサイユ宮殿においてフランス王家の食膳係をしていたシャルル・ダロワイヨは後々の食文化に名を残すこととなります。
ダロワイヨは伝統を尊重すると同時に高い創造性を持ち合わせたスペシャリストと認められ、素材や製法へのこだわりをもつお店と評価され続けます。
日本においても伝統の技、独創性を保ちながら手作りの技を現代に蘇らせ、高い品質のお菓子を提供したいというこだわりが人気を博しているのでしょうね。
見た目が風変わりで、かなりオリジナル感出しています!
一体どんな味なのか?
一番想像しずらく、期待が膨らみます♪
ワクワクしながら口に入れると〜あれっ???
想像以上にとても軽い食感です。ふわふわとした口あたりです。
優しさ溢れるマロンクリームです。とは言うもののマロン感はやや控えめです。
中にある栗自体もマロン味は抑えめで、マロンの存在感は強くはありません。
モンブラン好きからすれば、残念ですが若干物足りない感じがします。
全体的にマロンの主張が少ないモンブランです。マロンが苦手な方も食べられそうなモンブランとでも表現できましょうか〜。
他のケーキとバランスをとるには良いかもしれませんが、マロン目当てのファンにはもっとマロンに頑張って欲しい一品です。
ご紹介の内容からご理解できると思いますが、こちらはおやつで食べるというよりは、デザートで食事の締めにいただくのが合います!
晩餐のスイーツとして登場するならベストでしょう。
見た目と期待感は最高かもしれません。
デザインの斬新さはトップクラス、一番です!
公式サイトはこちらDALLOYAU
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お好み別おすすめランキング小田急百貨店町田店B1Fモンブラン編
モンブランといっても、人それぞれ好みのタイプがあるかと思います。
そこで、今回は以下の3つお好み別におすすめのモンブランをランキング化してみましたので、ご購入されるときの参考にしてみてください。
・マロンの濃厚さが大好きな人におすすめなモンブランランキング
・大人な味わいを求める人におすすめなモンブランランキング
・ふんわりクリーミィ好きな人におすすめなモンブランランキング
マロンの濃厚さが大好きな人におすすめなモンブラン ランキング
第1位 ②BOUL’ MICH
選出理由:マロンクリームの濃厚さとブランデー風味が際立ってます。
第2位 ④FORTNUM&MASON
選出理由:モンブランクリームのお手本と言える秀逸さです。
第3位 ③juchheim
選出理由:やさしい中にしっかりとしたマロンクリームの主張が素敵です。
大人な味わいを求める人におすすめなモンブランランキング
第1位 ④FORTNUM&MASON
選出理由:ブランデーの風味が高級感を漂わせてくれます。
第2位 ①ANTENOR
選出理由:生クリームの優しさが口いっぱいに広がります。
第3位 ③juchheim
選出理由:中のキャラメルソースがアクセントになります。
ふんわりクリーミィ好きな人におすすめなモンブランランキング
第1位 ①ANTENOR
選出理由:全てがとろけてしまうくらいの舌ざわりが格別です。
第2位 ⑤DALLOYAU
選出理由:見た目を裏切り、口の中でとろける食感は笑顔をもたらしてくれます。
第3位 ③juchheim
選出理由:ナチュラルなクリーミィ感は歴史を感じます。
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まとめ
小田急百貨店町田店B1Fで買えるモンブランで一番おいしいお店はどれ?ということで5種類を食べ比べてみました。
一つ一つの特徴やおいしさをレポートしましたが、いかがでしたか?
私と同じように「モンブラン大好き!」という方は、5店舗のケーキを食べ比べてみてはいかがですか?その際は是非とも感想をお聞きしたいです。
今回の食べ比べを通して、各店の特徴や歴史のある店舗が、ケーキづくりのコンセプトやオリジナリティを猛アピールしていることに改めて気が付くことができました。
モンブランを自分用に買うのも良いですが、ちょっとした差し入れや手土産にモンブランというのも粋ではないでしょうか?
お相手の好みや紅茶など飲み物の種類によって、どのモンブランが合うかな?と悩むのも楽しいですよ。